Sei Hashimotoセイ・ハシモト
木もれ陽のカフェ

About Artist作家について

略歴


1938年神戸市に生まれる。
小磯良平、田村孝之介などからもデッサンの指導を受ける。
1961年日本大学芸術学部美術学科卒業。
パリと多摩丘陵にアトリエを持ち制作活動を行う。
1983,88,92,95,
98,2001,08年
文藝春秋画廊
1995年アルテ ギャラリー
1997年プランタン銀座、三木武夫記念館、アルテ ギャラリー
1998年三越仙台店
1999年三越銀座店、大丸神戸店
2000年三越仙台店、伊勢丹新宿本店
2001年伊勢丹新宿本店、阪急うめだ本店
2002年伊勢丹新宿本店、三越銀座店、大丸神戸店
2003年伊勢丹新宿本店、東武池袋店、阪急うめだ本店
2004年伊勢丹新宿本店、アルテ ギャラリー
2005年伊勢丹新宿本店、三越札幌店、阪急うめだ本店
2006年伊勢丹新宿本店、大丸神戸店
2007年伊勢丹新宿本店、阪急うめだ本店
2008年三越仙台店、伊勢丹新宿本店、大丸神戸店
2009年伊勢丹新宿本店、アルテ ギャラリー、阪急うめだ本店
2010年三越仙台店、伊勢丹新宿本店
2011年伊勢丹新宿本店、阪急うめだ本店
2012年仙台三越、伊勢丹新宿本店
2013年仙台三越、伊勢丹新宿本店、阪急うめだ本店
2014年仙台三越、伊勢丹新宿本店
2015年仙台三越、伊勢丹新宿本店、阪急うめだ本店
2016年仙台三越、伊勢丹新宿本店
2017年仙台三越、伊勢丹新宿本店、阪急うめだ本店
2018年仙台三越、伊勢丹新宿本店

【賞】

シュトゥットガルト国際カレンダー展コダック賞
全日本カレンダー展
ACC賞
サロン・デュ・ブラン日仏現代作家美術展グランプリ他

【著作】

「コレ,パリ,コレ」(グラフィック社)
「どうしても、パリを描きたい意地っパリ」(アルテ株式会社)

【本装丁】

石井好子 「私は私」(岩波書店)「さよなら、私の 20 世紀」(東京新聞)
大原健士郎「精神科医の生き方カルテ」(講談社)
藤原正彦 「遥かなるケンブリッジ」(新潮文庫) 他



 
セイ・ハシモトは ”いま“のパリの景色を独特のスタイルで描き続けている作家です。優れた感性と、 高度なパステル技法で描かれる作品は、しみじみと美しく、多くの人の共感を集めています。
その作品にはパステルとは思えない質感と深みがあり、臨場感あふれる雨にぬれた路面の複雑な表情や、さわやかな朝の光、影を伴う昼の光、暮れなずむ夕暮れ時の光、夜の街に闇と戯れる街灯の光りなど、光を様々に描き分けられる技術と生み出された作品世界にふれた眼は、すぐに心の満足感へと導いてゆかれるのです。
描かれた構図の意外性や、作品から感じられる情感によって、ハシモトの絵画世界は、日本人の文化的感性を象徴するひとつの表現として存在していると言えるでしょう。垢抜けしたパリの風景を描いて見せるハシモト作品は、時には作家の意図を超えて日本性のあふれたパリの情景となっており、新鮮さを失わない懐かしいもののように私たちの心をひきつけるのです。

作家の言葉=目に見えぬ時間の流れを描きたい。

・・・・・・・・・・「私が初めてモンマルトルのサン・ヴァンサン通りに立った時、生まれ育った神戸の坂の街と景色の気分が同じなので切なく思ったことが有ります。すっかり遠くなった故郷を異国で感じるとは不思議なことです。人はまだ見ぬものを求めて旅をしますが、人それぞれの原風景とか、表情は違っていてもその風景の底にひそむ普遍的なある共通項を無意識のうちに見ているのかも知れません。」

・・・・・・・「よく知っている通りのすぐ裏に見知らぬ細道があり、不思議な小路から突然駅前に出たりする。描き尽くせぬ美しい迷路のような、パリの多くの細道。」

木もれ陽のカフェ 「木もれ陽のカフェ」 パステル 37x53㎝

 

コーランクールの通りを木もれ陽が コロコロころげ廻る。 遠くでは誰かが手を振るように 近くでは私の胸にとびかかってくる。

 

Le soleil à travers des feuilles se vautre sur la rue de Caulaincourt. Au loin, comme si quelqu’un agite la main vers moi. À côté, il saute sur ma poitrine.


小雨のノートルダム 「小雨のノートルダム」 パステル 37x53㎝

 

“ノートルダム寺院を見に行ってきます”と言ったら “せむし男の居る所か”とその上司は言った。はじめてのパリ出張の時のこと、でもまさか、 ねえ。

 

Je lui ai dit « Je vais visiter Cathédrale Notre-Dame de Paris. », mon supérieur m’a dit « l’endroit où un bossu habite… ». C’était la première fois que j’ai visité Paris pour le voyage d’affaire.Est-ce que c’est possible, ou pas.


パリフラワー 「パリ・フラワー」 パステル 37x53㎝

 

サンジェルマン通りの花屋に通りかかったら

たくさんの花達につかまった、

色と香りにつかまった

春にすっかりつかまった。

帰るにはお金がかかっちゃう。

 

Quand je suis passé devant chez un fleuriste, les fleurs m’ont attrapé, la jolie couleur et la bonne odeur m’ont attrapé, et le printemps m’a complètement attrapé.C’est couteaux pour entrer à la maison.


メゾンローズ 「メゾンローズ」 パステル 37x53cm

 

酔ったユトリロが一廻りしてまた戻って来たとか

ラブルヴォアール通りの「メゾン・ローズ」はお店自身がバラ色の有名なレストラン・バー。

 

Il semble que Maurice Utrillo, qui était ivre, est retourné encore une fois après faire une virée. « La maison rose » sur la rue de l'Abreuvoir est un restaurant connu en rose.


秋のカフェ-ドゥ・マゴ 「秋のカフェ-ドゥ・マゴ」 パステル 36×53㎝

 

サンジェルマン・デ・プレの並木たち 秋の陽ざしをいっぱい揺らしている。カフェの人達はそれをチカチカ受けている。

 

La rangée d’arbres dans un quartier Saint-Germain-des-Prés. Elle balance les rayons du soleil d’automne. Des gens qui sont dans un café reçoivent le soleil étincelant.


クリスマス・イブ・イブ 「クリスマス・イブ・イブ」 パステル 37x53cm

 

クリスマスって、空から来るのかな どの街も

通りの上にはイルミネーション

歌のように、輝きさわいでいる

 

Je me demande si le noël vient du ciel. Il y a des illuminations sur toute la rue et toute la ville. Ils font du tapage avec l’étincellement comme le chant.


モンマルトルの夜 「モンマルトルの夜」 パステル 37x53cm

 

クリスマスはまだ先なのにノルヴァン通りの灯りたちはもう、酔ってさわいでいる。

 

Malgré le noël n’est pas encore arrivé, la lumière de la rue Norvins est déjà ivre, et fait du tapage.


オリンピア劇場のとなりのカフェ 「オリンピア劇場のとなりのカフェ」 パステル 37x53cm

 

オリンピア劇場のとなりの「カフェ・オリンピア」。明るく元気そうな声 が聞こえてくる

“微笑を忘れず来年もすすもう、乾杯!”って

 

« Café Olympia » à côté de l’Olympia. J’entends la voix épanoui et gaie qui dit ‘Avançons l’année prochaine aussi sans oublier le sourire, sante ! ’


花通り 「花通り」 パステル 37x53cm

 

紫色のテントに赤い花

同じ色あいの人が通り過ぎたけど

えっ、春の風?

 

La tente en violet et la fleur

en rouge. Une personne, qui

est même couleur que celles-là,

est passée devant moi.

Était-ce le vent de printemps ?


パリのクレープ屋さん 「パリのクレープ屋さん」 パステル 37x53cm

 

ファッションのパリ?

アートのパリ?オペラのパリ?

いえいえ、古い町サンポールのクレープ屋さんで仲良しのファミリーのパリ、子供たちのパリ。

 

Paris, capital de la mode ? de l’art ? de l’Opéra ?

Beh non, Paris, c’est pour la famille heureuse

dans une crêperie de, ancienne cartier, Saint-Paul.

Puis, Paris c’est pour les enfants aussi.


ユトリロが愛した店 「ユトリロが愛した店」 パステル 37x53cm

 

「水飲み場通り」の酒場「バラ色の家」。酔ったユトリロが、毎日のように酔いに来たんだって。

 

‘La maison rose’ est un restaurant dans ‘ La rue de l’Abreuvoir’. Dans le temps, Maurice Utrillo qui était ivre venait presque tous les jours pour boire.


陽ざし通り 「陽ざし通り」 パステル 37x53cm

 

町によって、通りによって

陽ざしが違う

このキュスティヌ通りは

歩行者天国?

私なんかにはまぶし過ぎます。

 

Les rayons du soleil sont

différents toute la ville et

toute la rue. Rue Custine est-elle la rue piétonnier ? C’est trop aveuglant pour moi.


陽ざしカフェ 「陽ざしカフェ」 パステル 37x53cm

 

にぎやかなクリシー通りより少し下の通りのレストラン。“空いてるの?お客さんいないなら入れてくれ”と春、午後の陽ざしがお客さん。

 

Un restaurant en bas d’Avenue de Clichy très animée. ‘Est-ce qu’il y a des places ? S’il n’y a pas de client, laissez-moi entrer.’ En printemps, les rayons du soleil d’après-midi sont son client.


細道のカフェ 「細道のカフェ」 パステル 37x53cm

 

大通りの、にぎやかで華やかな、高いカフェ。

それとは全部反対の、私の一番好きなカフェ。

ピラミッド通りのちょっと裏-サンロック小路。

 

Un café luxe, animée et brillant dans la grande avenue. Mon café préféré est complétement contraire. Il se trouve derrière la rue pyramide – Pas. St-roche.


朝陽 「朝陽」 パステル 37x53cm

 

冬の陽ざしが

樹の形をして庭に立っている。

私はアトリエの窓に立って見ている。

 

La rayons du soleil d’hiver est debout comme la forme d’arbre. Je suis debout et la regarde à côté de la fenêtre de mon atelier.


ショコラ 「ショコラ」 パステル 37x53㎝

 

ショコラと言ってもずいぶん可愛くてさまざまだ

サンポールのショコラ屋、ウィンドー越しに一口ずつ食べてみた 辛党の私としてはそれはもう一生分でした。

 

Du chocolat, il y en a plusieurs types, puis ils sont très mignons. Dans un chocolatier à St-Paul, j’ai essayé de le manger un de chaque. J’en ai plus besoin pour toute ma vie, car j’aime plutôt quelque chose salée.


「ピカソ広場の花」 パステル 37x53cm

 

ピカソ達が活躍した大きなアトリエ

モンマルトルのグドー広場の小さな花たち

そんな時代のこと、知ってるかな。

 

L’atelier que Picasso et les autres artistes faisaient montre des brillants œuvres. Les petites fleurs de Place Émile Goudeau de Montmartre. Est-ce que vous savez l’époque comme cela ?