Gia Revaziギア・レヴァッジ

About Artist作家について

略歴


1954年ジョージア共和国の首都トビリシに生まれる。
1976年国立トビリシ芸術学院卒。
1979年以降 国内及び、ロシア、オーストリア、ベルギー、アメリカ、チェコ、アイルランド、イギリスなどで個展。
1984年ソ連芸術家協会会員となる。
1990年ジョージア前衛芸術家協会会員となる。
1991年ジョージア芸術家協会会員となる。
ジョージア国立美術館、ロシア東方美術館に作品が収蔵されている。
ジョージア、ロシア、ドイツ、アメリカ、メキシコ、オーストラリア、トルコなどに収蔵家多数。
ギア・レヴァッジの作品には不思議なやすらぎと安心感が漂っています。大胆に誇張され、また省略された油絵の画面には、暮らしの様々な場面が、まるで物語を観るかのごとくパステル調の明るい色彩でほのぼのと描かれています。

ヨーロッパの最も東に位置し、シルクロードの西端であった時代から交通の要所として様々な文化が融合してきた歴史を持つジョージアはワイン発祥の地としても知られるように、最も古いヨーロッパの面影を宿しています。そのことがギア・レヴァッジの絵からどことなく懐かしい感覚が呼び覚まされる理由となっています。

考え抜かれた絵画構成のなかで描かれるモチーフは、時にユーモラス、時にはペーソスを感じさせ、つい私たちは絵の中の物語に入り込みます。そして暮らしのいろんな場面や、人と人との感情の交流を想像し、人生を考えたりするでしょう。私たちの日々の暮らしの中で埋没しがちな惰性から気持ちをすくい上げ、ゆとりのある気分で物事を見つめなおすための機会をレヴァッジの作品は用意してくれているようです。



彼の作品を特徴づけている要素は、

● 素朴さの中に現代性が感じられる不思議な作品。親しさの中に懐かしさが漂い、オシャレな装飾性を兼ね備えています。

● パステル調の柔らかい色彩と、深みのある油彩らしい色が絶妙に組み合わされているので、絵画として味わい深い作品になっています。

● 作品表面の手ざわり感が大変魅力的。更に、描く行為の過程を記録しているかのようなマチエールが大きな魅力となっています。

● 具象と抽象の両面を兼ね備えたモチーフで作品の魅力が一層高められている。また、今と昔の二つの異なる時間が表現されているようで、失われてしまった時が再現されているように感じられる。このように、「対立する二つの異なり」を無理なく調和させています。

● 作品に描かれている人物の小さな頭部は、より人物の存在を強調する役割を果たし、同時に幻想性と身体性の関係の暗喩ともなっています。