Chase Chenチェース・チェン
デイジー

About Artist作家について

略歴


1959年 上海に生まれる。 Shanghai Children’s Palaceで9歳のときに初個展。
1976年名門上海芸術学院に入学。 ヨーロッパからの教授陣にも欧州絵画の伝統と技法を学ぶ。卒業後、Jiao-Tung 大学で教鞭をとる。
1985年アメリカに渡る。
1986年カリフォルニア州立大学での個展を契機に米国に移住。
1990年この年以降、作品がクリースティーズ・オークションに出展され高値を付ける。現在も、コレクターの注目を集めている。


主な個展: Nina Frost Gallery, カリフォルニア、FORUM Gallery, COFA Gallery、Claire Oliver Fine Art, ニューヨーク 、上海市美術館、他。その他、国際アートショーにも出展される。
チェース・チェンが描くのは、親しい人や自然です。
作家が対象に対して抱く感覚を深く掘り下げて見つめ、描こうとしているものが発しているモノを描いている作品。
その深みを目に見えるように描き出すことで美を成り立たせている絵画芸術であるといえます。
チェース・チェンの作品を観るときに受ける深い感銘は、描かれている対象がまるで生きているように身体で自然に感じられるだけにとどまらず、本物よりも本物らしく絵の中に存在しているように描かれているからです。
優れた芸術に触れる時の震えるような喜びを感じさせてくれる数少ない画家のひとりでしょう。
さらに、個と個の関係の不確かさを無意識に感じさせる空気が描かれているように見えるところにも、この作家の個性を強く感じることができます。
存在の確かさと関係の不確かさ、チェースチェンの作品は、私たちが普段胸にしまっているかもしれない感覚を目に見せてくれるリアリティを有し、それを直接身体で感じるような衝撃性を持って迫ってきます。
これはひとえに作家の傑出した才能に依るところで、リアリズムという古典的スタイルを採用しつつ、その写真的ではない作品で十分に現代的なリアリティーを表現しているところにチェース・チェンの成熟性があるように思えます。